脱毛を行う上で注目すべきことの1つに毛周期があり、毛周期を理解しておくことで施術期間や回数を考えるのに役立ちます。
また、脱毛計画が立てやすくなるため、安心して施術を受けることにも繋がります。
毛周期とは
体毛の成長サイクルのことで、体毛は毛周期を繰り返しながら新旧交代を行っていきます。体毛一本一本に毛周期があり、毛周期は大きく3段階に分類することができます。
成長期
毛乳頭へ栄養分が届けられ、毛母細胞と呼ばれる発毛の源となる細胞が細胞分裂を開始し、毛が成長する時期です。細胞分裂が始まると毛球ができ、毛を上(皮膚の外)へと押し上げます。この時期は、皮膚の中に隠れていた毛がどんどん皮膚の外側へと出ていきます。
退行期
毛母細胞の成長がストップし、毛が抜ける期間が退行期です。この時期は、毛乳頭と毛の結びつきが弱まります。
休止期
毛母細胞は毛が抜けきってすぐに成長を始めるのではなく、一旦活動を休止します。成長した毛が抜け、毛母細胞が成長を始めるまでの間の期間が休止期です。この時期に当たる髪の毛は、シャンプーやブラッシングなどですぐに抜けます。
毛周期と脱毛の関係性
3段階ある毛周期の中でも脱毛に最適な期間は、成長期だと考えられています。成長期は毛乳頭と毛の結びつきが強いため、毛の根本部分までレーザーや光(フラッシュ)を照射させることができます。また、レーザーや光脱毛で照射する光は黒色に反応する仕組みのため、メラニンを多く含む成長期の毛への施術に都合が良いのです。
施術を始めた時期や施術直後、毛が抜けても数週間後には毛が生えてくることがありますが、施術時に休止期に入っていた体毛が生えてくるためです。エステ脱毛を行う際は、数回の施術で効果を期待するのではなく、ある程度の期間と施術回数を想定しておき、毛周期にそって施術を行うことが大切です。
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